UMIYAMA

海山漁業協同組合

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​About

三方五湖のうち、水月湖と菅湖を漁場としています。水月湖は五湖で最も大きく、湖底には7万年の歳月をかけて積み重ねた世界一の「年縞」が形成されています。

三方五湖は、平成17年11月8日に「ラムサール条約湿地」に登録。

そして400年以上にわたり水産資源の保全に努め伝統漁法を継承してきたことから、平成31年2月15日に日本農業遺産に認定されました。

Contents

漁場:水月湖・菅湖

三方上中郡若狭町海山52-35 ☎︎ 0770-47-1620

遊漁規則:内共第20号 海山漁協

魚種:コイ・フナ・ウナギ・ワカサギ・エビ・ハゼ

漁期:コイ・フナ・ウナギ・ワカサギ・エビ・ハゼ(1月1日より12月31日まで)

◉漁期中であっても、禁止区域や保護期間が決められています。遊漁料金の額や取扱店は漁協で決められています。詳しくは、お電話にてお問い合わせください。

◉午後7時より午前6時までの時間帯は、遊漁は禁止とさせていただきます。

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兄弟

Special Contents

「みらいへのバトン」

味の記憶
in 水月湖

その昔、若狭の水月湖で獲れたコイやフナは、岐阜県大垣や滋賀県彦根へと出荷され、生業とする専業漁師が沢山存在していた。当時は、いまほど養殖や放流を計画していなかったため、徐々に漁獲量が減り続け、それにあわせて専業漁師が減っていったこと。そして社会全体が近代化していく中で、湖の護岸整備が進んだことでコイやフナの自然増殖が減っていったそうだ。

海山漁協は、組合員28名。少しづつ世代交代が進み、昔を知る人が少なくなってきている。現在、組合員のうち漁をしているのは数人だそうだ。もちろん専業ではなく兼業。趣味の延長程度であり、専業で漁師をしないのは販売先が確立していないことによる。組合で管轄する水月湖の水深は20-30mと深く、地引網漁が主体の漁法であり、人が多くかかることに加えて、網の価格も高く新規購入はハードルが高い。また修繕するにもその技術がどんどん失われており、その間に採った魚の販売先がなくなってしまったそうだ。

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なんとも寂しい話だと思っていたら、そうでもない。過去の反省を活かした取り組みが地元では動き始めている。湖と周辺の田圃は高低差がほとんどなく、用水路を通ってフナが遡上し田圃で産卵をしていた頃には戻れないが、代わりに地元の自然再生協議会と三方小学校の生徒たちがフナの採卵から稚魚の育成までを行い、5cm程度に育った稚魚を湖に放流する取り組みがスタートした。この取り組みによって、近年の水月湖のフナの生息数が増えてきている。

このままでは失われてしまう伝統を残す取り組みもはじめた。地域の小学校に水月湖のコイの煮付けを年に数回、給食に提供する活動をしている。地元に古くから伝わる味を子どもたちに知ってもらうことで、故郷の味の記憶として紡いでいきたいとの思いからだ。これから成長した子どもたちが、この記憶をもとに地域再生に取り組んでくれれば嬉しいと思っている。

昔の姿を取り戻すことは容易ではないが、それでも着実に小さな活動を続けていきたいと、海山漁協の田辺組合長と事務局の長谷川さんは明るい顔で語っておられた。

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