北潟漁協では、12月1日から「地引網漁」が始まりました。北潟湖の冬の風物詩です。
「地引網」は長さ300mの網の両端に100mのロープを付け、網が扇形に広がるように、
ゆっくり船を動かしながら漁場に仕掛けます。
ぐるりと仕掛け終わると、十数人が二手に分かれて岸からロープを引っ張ります。
「こしき」と呼ばれる器具を腰にあて、「こしき」に結んだ短い紐をロープに巻き付けて
引きます。
↑「こしき」50㎝位の木の板を腰にあてて使います。
網がだんだん狭くなってくると、マブナ、ヘラブナ、コイ、スズキなどがバシャバシャと
元気よく跳ね回ります。
初日には、マブナ、ヘラブナが約300尾も獲れました。この時期のフナやコイは刺身や煮つけにするとたまらなく美味しいとのことです。勿論、販売もしています。
北潟湖の「地引網」は伝統漁法としても継承され、現在では1カ統のみが3月末まで操業しています。
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